岡村 愛奈(仮名)

学生・22歳

ここ最近まとめ

新型コロナウイルス療養生活4日目。まる4日トイレと入浴の時以外ずっと狭い自室にこもっている。このままでは部屋になってしまう。

しかし実家に帰省中で面倒をみてくれる家族がいて本当に助かった。家族からしたら余計なもの持ち込みやがってという感じだろうけど。

 

大学4年生の今頃にもなれば、普通であればそろそろ内定なり院進が決まったりして、あと半年で卒業論文を書き上げて卒業みたいな感じのはずなのだが、のんびりしているうちに気がつけば何も決まらないままここまで来てしまった。もう少し時間の猶予がほしいので、今年度の後期からは休学させてもらうことになったが、このまま一生何も決まらず一生何もできない予感がしている。でもここで想像している「何か」は多分かなりいろいろなものを取りこぼしていて、この発想は後ろ向きに見えてけっこう傲慢というか、自分は意外と人生に高望みしているのかもしれないとも思う。休学は卒業論文の執筆の準備のためということで取らせていただいているが、卒論の完成を目指しつつ、論文を書けず卒業できない場合も含めたいろいろな可能性について、ゆっくり時間をかけて、現実味をもって考えていきたい。

何もわからないなりに一念発起して、地元の好きな美術館で開かれる学芸員実習講座に応募していたのだが、新型コロナに罹ったので吹っ飛んでしまった。これに参加していれば何か自分の中で大きく変わっていたかもしれないのに、というのはちょっと、行けなくなったものに夢を見すぎている節もあるけど、それを差し引いてもすごく楽しみにしていたので残念だ。これのために面倒な手続きとかも頑張ったのに……。もう割り切ったつもりだったけど思い返すとじわじわ悲しくなってくる。

 

梨氏の新刊『かわいそ笑』の考察記事などを読んで、少し前に本編を読んだときの嫌な気持ちがしっかりよみがえった。江戸や昭和の怪談を現代の読み返すと、江戸や昭和の雰囲気をまとっているなあと感じるけど、梨さんの怪談は、今のわたしたちが読んでもすでに、現代の空気がたっぷり含みこまれているように思う。静まり返った深夜の一人部屋のぴかぴかした蛍光灯や真っ白な壁紙やパソコンの乗った簡素な作業机からいまにも物語の続きが始まりそうで、どこにも落ち着ける場所がない。

 

怖くて動けず歯みがきにも行けなくなっちゃったので、8月末まで無料の『日常』を一心不乱に読みまくった。超おもしれ~全員かわいい~~。

 

「螺旋アダムスキー脊髄受信体」のコピペがステマみたいになっちゃった。